こどもとコロナ

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コロナワクチンについて

*高校生以上の方へ---------------------------------------------------
お願いがあります.
 皆が打つから,友達が打つからではなく自分自身で決めてください.ワクチン接種にあたっては『自分の意志だから,自分で決めた』といえるだけの覚悟を持つことが大切です.
*中学生をもつ親の方々へ---------------------------------------------
これまで「基礎疾患のない中学生」には接種しませんでした.
接種をしなかった理由
 日本の中学生の年齢に対してまとまった副反応の調査結果がまだでていないからです.これまでの報告ではワクチンの副反応は年齢によって国によって異なっていて.若い人ほど強く出ている,欧米人報告より日本人は頻度が高いようです.

中学生のワクチン接種はその結果を待ってからでよいと考えます.接種医としても副反応のわからない予防接種をしたくありません.現時点で集団免疫獲得のため,社会のため,高齢者のためにとこどもに予防接種をうつのは,若者を「お国のため」特攻機に乗せた76年前を思い出させます.

■こどもはコロナにかかっても殆ど軽症です
15歳以下はかかっても症状なしが約半分,37.5℃以上の発熱も2割以下です.(日本小児科学会雑誌2021年5月号).そして流行中のデルタ株について,今年8月末時点でウイルスそのものが強毒化したとのしっかりした報告はありません.ただ,酸素を必要としたこどもが1.2%いることも事実ですので免疫の未熟な1,2歳以下のお子さんは注意して診ていく必要があると思っています.

「健康中学生」は副反応が強く出る可能性や,因果関係不明の体調不良が数年に及ぶこどもがいる年齢であることを考えると,現在私は「接種しない」方針です.ただ「コロナ感染後の免疫が関係する長期の体調不良」と天秤にかけることにより今後変更する可能性はあります.

*こどもの流行が広がってきています---------------------------------
重症化はまれとは言っても増えてきます.ただでさえ少ないベッドと専門医の限界を超えないよう爆発的な流行を起こさないように,適度な感染防止策を長く続けていく必要があります.ただ,こどものうちにかかっておいた方がよい感染症も多数ありますし,なんといっても健全な成長を妨げるような過度の制限は絶対避けなければなりません.その時しか獲得できない能力があるからです.

 今後,インフルエンザにおけるタミフルのような治療の進歩に期待したいです.同時に予防接種の推進もいわれるかもしれませんが,その場合こどもではもともと殆どが軽症ですむので,極力副反応が少ない予防接種の開発が望まれます.

こどもとコロナ


*鹿児島県、9月12日 コロナ陽性者数と死亡年代分布(県内感染者数8806人)
○コロナの中心にいなかった子どもたちも,感染力の急激な上昇で今後園や学校で多数のクラスターが起こることになりそうです.そして流行規模の拡大でまれとはいっても重症児が出てきて報道も度々されることと思います.刻々と変化する状況ですが「こどもにとって本当はどのくらい怖いのか」をつかんでいきたいと思います.
○それをふまえ,現時点では子どもの生活をいたずらに制限するのではなく,たくさんの行事に参加させ,たくさん遊ばせて,子どもの権利を奪わないようしてあげたいです.
〇子どもには今しか育たない能力があります.例えば表情を読み取る力が育つ時期です.生まれてマスク姿しかみていない子どもも1才過ぎました.将来この子たちはどう育つのでしょう.
○罹患後の長期後遺症と同じくらい,ストレスによる長引く「うつ」症状も心配です(下欄).

〇新型コロナ,3密(密閉空間,密集場所,密接場面)を避けましょう.そしてこどもには3みつ(瞳を見つめて,抱きしめみつちゃくして,いいところをみつけて)をしてあげましょう.

こどもたちの生活とこころの様子(コロナこどもアンケートから)

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国立成育医療センターから子どものコロナうつの情報です。この調査の結果が、日本のこども・保護者全体を表しているとは言えないかもしれませんが小学 4年の 15%、中学生の 24%、高校生の 30%に「中等度以上のうつ症状」があるという結果です.腹痛などの身体の不調,イライラや攻撃性,不登校や引きこもりなど.長引くと自力で回復するのが困難で、無理に頑張らせるのは逆効果です。周囲が気づいてあげること、早めに専門家へ相談することが重要です.一方、今回の調査では、保護者も約 3 割に「中等度以上のうつ症状」がありました。育児・家事に仕事にと、保護者にも大きな負担がかかっていることと思います。きっと学校の先生方も同じでしょう。こどもの SOS に気づいて対処するためには、まず私たちがしっかりとコロナを理解し,現時点では子どもは無症状か軽症ですむことを教えて安心させ,そして十分に遊ばせて,行事に参加させるなど,こどもの権利を奪わない様にしてあげることが大事と思われます.

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